調理の同時進行が劇的に上手になる5つのコツ(時短料理)

時短料理アイデア

料理を同時に作るのが苦手!という人に。料理を同時進行で作れるようになる、覚えておくべきポイントを紹介します。

同時進行がうまくなると、時短で料理を作れるようになりますよ。

1.電子レンジを調理器具として活用する

電子レンジを使う時に「冷蔵庫に入れてた料理を温め直す道具」「コンビニ弁当を温めるもの」という使い方しかできていなければ、かなりもったいないです。

レンジを温め道具として使うのではなく、フライパンや鍋と同じように「調理器具」として使えるようになると活用の幅がかなり広がります。

例えば、鍋で作ると時間がかかる「肉じゃが」等もレンジを使えば簡単。

耐熱容器に、カットしたじゃがいも、牛肉、玉ねぎを入れて、大さじ1杯づつの醤油、砂糖、料理酒をからめて入れて、レンジで10分チンすれば肉じゃがの出来上がり!

レンジで1品作りながらコンロが使えるので、同時進行での料理がしやすいです。

▶関連:知らないと損する!電子レンジを使った調理の時短ワザ

2.「片付け」を意識してやる

料理を同時に作るの下手な人は、キッチンの使い方があまり上手じゃない人が多いです。

キッチンテーブルの上を上手に使うコツは、「自分が作業しやすいように広いスペースを確保できているか?」が大事。

広いスペースがある事で、使う材料をすぐに取り出せたり、食材を切ったり混ぜたりもやりやすくなります。

そして、調理場を広く使うためには、使った調理器具が常に片付いていて整理されている状態が理想的です。

最初のうちは、使った調理器具はすぐに片付けて洗う。ある程度、慣れてきたら「使った調理器具は必ずシンクに移動させて、後でまとめて洗う」を徹底し、広い作業スペースが確保できるように意識してみて下さい。

3.パスタを何度も作る

料理の同時進行の練習用に、かなりオススメできる料理がパスタです。

パスタを美味しく作るには同時進行で作ることが必須! コンロを2台使って、鍋でパスタを茹でながら、パスタの茹で上がりの時間を計算して、その横のフライパンでパスタの具材(ソース)を作っておかなければなりません。

パスタの湯で時間が6分程度で、ペペロンチーノを作る手順を、フライパン側と鍋側でまとめるとこんな感じに↓

フライパン側 鍋側
フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニク、赤唐辛子を入れる(弱火) 鍋にたっぷりの水と、塩を入れて火にかける。(強火)
弱火でじっくり火を入れて、ニンニクをきつね色に。 沸騰してきたら、いったん中火にする。
ニンニクを取り出し、ベーコンなど好みの野菜を炒める。 フライパン側の完成を見ながら、パスタ麺を入れる。
パスタの茹で汁を入れて、弱火で待機。 麺をまぜながら、絡まないようにする。
6分より少し前に麺をフライパン側にうつす。
強火に変えて、しっかりフライパンをあおって乳化させて、仕上げに分けておいたニンニクを上にのせて出来上がり。

フライパン側、麺側でそれぞれやる工程がある事、またコンロを弱火にしたり強火にしたりなど火加減のコントロールもあるので、料理を同時で作るいい練習になります。

4.タイマーを使って調理時間を測る

「パスタを何度も作る」を実際に実践してみると分かるのですが…

タイマーでパスタの湯で時間を計算しながら、フライパン側でソースを作っていくので、同時進行には時間管理も大事!という部分に気づくはずです。

パスタ作りで同時進行の練習をしていると感覚的に身についてくる時間管理ですが、実際にその調理をするのに何分ぐらいかかってる? をキッチンタイマーなどで計るようにすると、さらに自分の時間管理能力が高まります。

どの調理で何分?が分かっているので、「この調理をしている間に、こんな事もできそう…」等と、工夫ができるようになるためです。

5.買ってきた直後に下処理のクセをつける

スーパー等で買ってきた食材は、そのまま冷蔵庫に入れるのではなくて、ひと手間加える下処理のクセをつけてみて下さい。

例えば、凝った事はしなくても、「ちょっとだけ野菜をカットしておく」「レンジでチンだけして、下茹で状態にしておく」などです。

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ちょっとした下ごしらえをして「仕込み」ができてる状態なので、いざ料理を作る時に使いやすく、料理で使いやすいので時短になって「余裕」ができるので、他に同時の事をやりやすくなるはずです。

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